開発経緯(談:株式会社DIYSTYLE 代表取締役 森本 隆)

DIY STYLEは創業当初からDIYリフォーム専門店としてネットショップ専業をおこなっていました。
2011年、国立舞鶴高等専門学校と産学連携によって当時開発中であった床デコシート(建築用防音・断熱シート)の開発中、東日本大震災が発生しました。
震災の避難所をテレビやニュースで見る度に、何とか被災者のお役に立ちたいとの思っていたとき、地域の役員だった縁があって地域の総合防災訓練に参加しました。
DIY STYLEがある舞鶴市は冬場は雪が多く降り、大変寒い地域なのですが、防災訓練は一番寒い季節(2月)に行われたのですが、訓練が行われている小学校の体育館に足を踏み入れて5分後、余りの底冷えにお腹を壊してしまいました。
その経験から、「寒冷地の避難所には寒さ対策が重要」だと気が付きました。
しかし、防災の知識が乏しい当時の私どもにはアイデイアを実現する力はありませんでした。
そんな中、舞鶴市が若手行政職員と若手市民を集めた「政策づくり塾」という公共政策を学ぶ講座を開催していたので参加しました。
「政策づくり塾」は京都府立大学の先生を招き、講義を受けて、地域の為の政策を市民と行政職員が共に考え、実行しようという内容の物です。
いくつかのグループに分かれて政策を考えるのですがその中で私が選んだのは「防災」です。
「防災」に関する政策を考え、デイスカッションを進める中で「防災士」という資格を知り、防災を行政にまかせずに地域の住民が行うという理念に大変共感し、舞鶴市版の防災士を育成していく政策が必要であるとの結論に至りました。
又、一方では頭の中だけで考えても何も進めない事に気が付き自分たちで行動を決意、防災グループの仲間達に「寒冷地の避難所には寒さ対策が必要」の事を話し伝える中で沢山のアイデイアを頂きまして籠城シートが誕生しました。
「籠城シート」の命名も当時の仲間達のアイデイアです。
その後、政策づくり塾の発表会が開催されることになり、「舞鶴市版の防災士を育成していく政策」を発表し併せて「籠城シート」を発表する機会に恵まれました。
「籠城シート」に興味をもたれた新聞記者に後日取材を受け、新聞に掲載され多くの反響をいただきました。
当時その新聞記事が「舞鶴海上自衛隊」の幹部の方の目にとまり、評価をいただきまして実績が無かった籠城シートを購入頂く事になりました。
「海上自衛隊採用」の実績は評価が高く、あっという間に全国に広まる事になりました。

採用実績:海上自衛隊、京都府、消防署、佐渡市役所、災害拠点病院、東京都内区役所、ホテル、国際会議場、大手自動車メーカー工場 等

会社概要
会社名:株式会社DIY STYLE
住所:京都府舞鶴市喜多1105-40
TEL:0773-78-1807 FAX:0773-78-2188
URL:www.bousai.kyoto.jp

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